映画 ミスト 感想 ダイスで決める人生

引用:Amazon

作品概要

ミスト
原題:The Mist
日本公開:2008年5月10日
上映時間:125分

あらすじ

7月19日の夜、メイン州西部の全域が、未曾有の激しい雷雨にみまわれた。嵐に脅える住民たち。その後に襲ってきた「霧」こそが、真の恐怖だったのだ。その霧は街を覆いつくし、人々を閉じ込めてしまう。時を同じく、デヴィッドとビリーの父子は食料を買出しに行ったスーパー・マーケットで「霧」に閉じ込められてしまう。

こんな人にオススメ!

スティーブン・キング原作の映画が好きな人!
絶望的なシチュエーションホラーが好きな人!
モンスターパニックホラー映画が好きな人!



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ネタバレあり感想

面白い!映画ミストは何度見ても面白い映画です!
モンスターパニック、密室ホラー、宗教ホラー等の様々な恐怖要素が良い具合に混ざり合っていて楽しめます!
衝撃の胸糞悪いオチ等が話題になっている映画ですが、そこに至るまでのホラー感がものすごく面白く仕上がっている映画だと思っています。

話のテンポが早いのも良いです、主人公のデヴィッドとビリーがショッピングモールに入ったら、すぐに霧が迫ってくるスピード感が素晴らしい!

それと、この映画にはウォーキングデッド俳優が出ています。
最後に車の中で命を絶ったアマンダ・ダンフリー役のローリー・ホールデンはアンドレア役ですね。ウォーキングデッドでも優秀な女性キャラクターを演じていました。
冒頭で子供達を助けにショッピングモールから出た女性役のメリッサ・マクブライドは、キャロル役ですね。
ウォーキングデッドを見ている人には、若々しい二人が見れて嬉しくなれます!


ショッピングモール内での対立
宗教女のカーモディが聖書を引用して扇動し始める。
外には何もないと言い外に出たい者達。
デヴィット達のショッピングモールに籠城すべきと判断する者達。

紐を括り付けて外に出て、車からショットガンを取ってこようとしたバイカーの男が下半身だけになって帰ってくる!
そして徐々にカーモディの支配が強まってくる。

カーモディは最初、変人と思われて相手にされてないんですが、夜になりモンスターのショッピングモール突入で襲われずに自信を深める。そしてデヴィット達が薬を取りに行って仲間を失いながら帰って来た時に、一気に立場が逆転してしまいます。

カーモディと軍人のジェサップの言い合いが凄い!
お互いとんでもなく演技派ですね!どんどんヒートアップしていく流れがとてもリアルで素晴らしいです!
ジェサップの徐々に怯えながら、計画の話をしていき、ナイフで刺されて外に放り出されるまでのリアクションが臨場感ありました。

副店長のオリーがかっこいい!
オリーは、今でも海外ドラマや映画で重要な役柄を演じる事が多い、トビー・ジョーンズが演じています。
この映画でも射撃の大会で優勝した経験があり、頼りになるキャラクターです。

デヴィットの意見に同調する事が多く、行動的ですね。
何よりもこの映画の中で、もっともスカっとするシーンである、カーモディに銃弾を撃ち込む大仕事をします。
撃った後に、殺してしまったと動揺するのも良いですね。
もし撃たなかったら、カーモディの信者にみんな殺されてたからしょうがないですよね。


モンスターのデザインがかっこいい!
裏口のシャッターで現れるモンスターは、リオレウスの尻尾みたいなデザインのワームでしたね。千切れた部位が溶けて消えてしまうのも印象的でした。

夜のショッピングモールで巨大な虫と、それを捕食する4つの羽根のワイバーンのようなモンスター!巨大な虫に刺されると、大きく腫れ上がり死んでしまう。

クモの形をしたモンスター!人間の中に卵を産んでいる!
服が脱げた時に、びっしりと植え付けられていた卵がグロかったですね。
そして口から出す糸は酸性で溶ける。
ものすごく攻撃的なモンスターです。

ショッピングモール外にいる、大型のモンスター。
手がハサミ状のカマキリのような姿をしていますね。
オリーが真っ二つにされてしまいます、恐らく序盤のバイカーを切ったのもこいつですね。

車で走る道路にいた超大型のモンスター。
マンモスのようなデザインに、色々足したような見た目をしていましたね。
歩くたびに車が跳ねてましたね。あんなん見たらそりゃもう終わりだなって思いますよ。

ラストシーン
車で走り出し、自宅に戻ったデヴィットは、外で蜘蛛の糸のようなもので張り付けにされてる奥さんを見る。そして走り出して超大型モンスターを見る、そして霧からは逃げきれずにガソリンが切れて車が止まる。

車の中での死を覚悟したおじいちゃん、おばあちゃんの表情が素晴らしかったですね。銃を見せて弾は4発、デヴィットは自分は何とかすると話し、みんなは無言のまま静かに頷く。銃声が鳴り響き、外に出てモンスターを挑発するが現れるのは軍隊と兵士達。そして霧が晴れて運ばれている難民達。発狂するデヴィット。

BGMが無い中での一連のやりとりが臨場感ありましたね。表情であんなにも絶望感を出せるんですね。静かに頷くシーンが印象的でした。
車の中でやり場のない悲しみをぶつけるデヴィットが、助かってしまい壊れるのは何度見てもキツイですね。


壮絶なエンドを迎えるミストは、何度見ても楽しめました!
スティーブン・キング原作映画は、作りこまれていてとても面白いですね!
他のスティーブン・キング原作作品も視聴してみたいと思いました!

監督・キャスト

監督
フランク・ダラボン
原作
スティーブン・キング
キャスト
デヴィッド・ドレイトン:トーマス・ジェーン
アマンダ・ダンフリー:ローリー・ホールデン
ビリー・ドレイトン:ネイサン・ギャンブル
オリー・ウィークス:トビー・ジョーンズ
ミセス・カーモディ:マーシャ・ゲイ・ハーデン
ジム・グロンディン:ウィリアム・サドラー
ブレント・ノートン:アンドレ・ブラウアー
ダン・ミラー: ジェフリー・デマン
アイリーン・レプラー:フランシス・スターンハーゲン
バド・ブラウン:ロバート・トレヴァイラー
サリー:アレクサ・ダヴァロス
ウェイン・ジェサップ:サム・ウィットワー
アンブローズ・コーネル:バック・テイラー
マイロン:デヴィッド・ジェンセン
ノーム:クリス・オーウェン

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