映画 ヒルズ・ハブ・アイズ 感想 ダイスで決める人生

作品概要

ヒルズ・ハブ・アイズ
原題:The Hills Have Eyes
日本公開:2007年9月29日
上映時間:107分

あらすじ

警官を退職したボブ・カーターが家族を連れてトレーラーで砂漠を横断中、
故障により砂漠の中で立ち往生することに。だが、核実験場に近いその荒地には、突然変異を起こした食人一家がおり、カーター達との殺し合いが始まるのだった。

こんな人にオススメ!

家族愛を感じる映画が好きな人!
狂人に襲われる系映画が好きな人!
砂漠や荒野と言うシチュエーションが好きな人!

ネタバレあり感想

滅茶苦茶面白い!!色々あったらしいので動画配信サイトには登録されないと思われる作品ですが、とても面白いです!
2007年の映画ですが、演出や設定が斬新で素晴らしいです!作品のレーディングはR18でグログロの作品になっています!

キャスト陣も主人公の男、ダグ役のアーロン・スタンフォードは映画X-MENシリーズの敵役で炎を操るパイロ役をやっていたりします。
ブレンダ役のエミリー・デ・レイヴィンは海外ドラマのLOSTで重要な役割であるクレア役を長らくやっていました。
やはり演技派な人が主役をやると物語は映えますね!

冒頭で防護服を着た男二人が、斧を持った大男に殺されて車で引きずられる衝撃シーンからスタート!掴みはバッチリでした!

ガソリンスタンドで休憩したのちに砂漠を走ると地面に罠が仕掛けられており、車が走行不能になってしまう。一家はこの状況でどうするか考えているとはるか遠くに望遠鏡で覗いてる謎の人物がいる。
夜になり、父親のボブが一人で辿り着いたガソリンスタンドで店主の男が「俺は精一杯やった」と言いショットガンで自殺する。

そこから一気に物語は加速していきます。

この映画の敵キャラは被爆者!

この映画の舞台になっている砂漠地帯はかつて核実験が行われた地域だった。その後もその地域に住み着いた住人たちは代々被ばくし続け奇形になり、食人行為を続けるようになっていった。

出てくる食人鬼はみんな奇形の顔をしています。言語能力に問題ないタイプや喋れず本能のままに動いてるタイプもいるようです。
彼らは集落に住んでおり、この地域に近づいた者を襲って生活をしていると判明します。

集落の家の中には人の代わりにマネキンが大量に置かれておりかなり不気味な雰囲気を出しています。集落の看板には【軍事試験区域、放射能汚染の危険あり】と書かれています。

食人鬼も全員が悪者と言うわけではなく、女の子のルビーは主人公達の味方をしてくれます。
何人か子供達もいるようなので子供の頃はまだ善悪の区別がついている人も居るんでしょうね。どの時点で大人のような感じになるのか、凄く興味があります。

えぐいシーンの連続!

冒頭のシーンから始まり、ガソリンスタンド店主の自殺など、血や肉片が飛び散りまくります。そして父親ボブが生きたまま火あぶりにされる。

火あぶりからのトレーラーのシーンが衝撃的展開!
ブレンダを凌辱しようとする奇形の食人鬼たち、ブレンダの前で母親が撃たれ、助けに入ったリンも撃たれて死んでしまう。
登場人物が一気に消えていく。

食人鬼多いな!そしてエグい!奇形のモンスターチックな見た目だから話し合えない雰囲気なのがわかってしまってかなり怖さがありますね。
実際、言葉が喋れなくて壁殴っている意味わからないやつもいましたしね。
火あぶりを見せて誘導したりして賢い行動も見せてくるので色んな意味で怖い集団だと思いました。

攫われた赤ちゃんを助けに戦いを挑む!

犬ちゃんはいつだって頼りになる!
トランシーバーから赤ちゃんのキャサリンの声が聞こえてくる。攫われた赤ちゃんを助けにダグは犬と一緒に血を辿り荒野を進むと集落に辿り着く。
敵の目を掻い潜り赤ちゃんを見つけ逃げ出そうとするが、敵に見つかってしまう。襲ってきた女性は、この作品に出てくる食人鬼の中では一番まともな姿をしていました。

集落の中で冒頭のシーンに出てきた斧を持った大男と戦闘になります。
大男が奇襲してくるが犬が助けてくれる。しかし他の食人鬼より強く、犬も倒されてしまう。壁を破ったりとド派手に攻め込んできます。
腹に折れたバットを刺すがあまり効いていない。

吹き飛ばされまくり絶体絶命の状況でドライバーを向けると大男は嬉しそうに斧を首に向ける。
笑ってる隙に足元にドライバーを突き刺し、アメリカ国旗の根本を首に突き刺し殺す。集落を徘徊していた男も斧で倒す。

お互いが武器を向けあう状況を嬉しそうにするなんて子供っぽい部分がありましたね。言語能力は無さそうだったので直観的に楽しくなっちゃったのかもしれませんね。
車椅子に乗った男が指示を出していたので、彼はあの集落のリーダーだったんでしょうね。

ボビー、ブレンダのいるトレーラーにも食人鬼がやってくる。
トレーラーに爆発する罠を作り入ろうとした男を燃やし尽くす!

ダグはキャサリンを連れてるルビーを追うとルビーは赤ちゃんを差し出そうとする。そこに食人鬼がやってきてダグと戦う。
ショットガンを撃ち倒したかに見えたが生きており、ルビーが助けようと突き飛ばし、一緒に崖から落ちていく。

ルビーは唯一良心がありましたね。まだ子供だから完全に染まっていなかったんでしょうね。それにしてもダグさん、いくら何でもショットガン置いてっちゃいかんでしょうに!あれが無ければルビーは生きたかもしれないよね。
でも演出的に綺麗な流れだなって思いました。

日本公開延期問題!

2006年の夏頃に劇場公開が予定されていたが、登場する奇形の人喰い殺人鬼達が核実験の被爆者であるという設定、及びベトナム戦争における枯葉剤被害者の本物の写真を使ったオープニング映像が問題となり、20世紀フォックス側の判断で公開中止という事態に発展した。また、映画レンタルに関してもTSUTAYAでは作品の描写面を理由に自主規制で2作目も含め、この作品のレンタル・販売の取り扱いを中止する事態となった。
Wikiより引用。

この映画は設定や資料の問題で公開中止やレンタル、販売などの中止になった作品です!ツタヤではレンタル中止になったけど他だと普通にDVD販売してたので購入出来ました。この映画を今でも視聴出来るなんて当時DVD集める趣味あって良かったなって思います!
公開中止になったと触れ込みがあって、どんな内容なんだろうとワクワクしてDVDポチった当時が懐かしいです。

まとめ感想!

最後はキャサリンと犬を連れたダグがボビーとブレンダと合流して抱き合い終了!かに見えたが、その状況を覗いているシーンになりEND
あの後どうなったんでしょうかね。まだトレイラーに来たやつで倒してないのも居たはずなので敵はまだまだ数多く居るのかもしれません。

この映画は、かなりエグ目のスプラッターホラーでした!
終盤になり眼鏡の頼りない雰囲気だったダグが覚醒して斧で敵を倒しまくるのはかなり爽快感がありました!ショットガンを撃ってる時にロックな音楽が鳴ったりとアクション的にも熱かったです!

映画ヒルズ・ハブ・アイズは2021年1月時点では動画配信サイトで視聴したりは出来ないのですが、みんなに見てもらいたいくらいとても面白い映画です!
DVD買っといてよかったー!

監督・キャスト

監督
アレクサンドル・アジャ
キャスト
ダグ・ブコウスキー:アーロン・スタンフォード
エセル・カーター:キャスリーン・クインラン
ブレンダ・カーター:エミリー・デ・レイヴィン
ボビー・カーター:ダン・バード
リン・カーター・ブコウスキー:ヴィネッサ・ショウ
“ビッグ・ボブ”・カーター:テッド・レヴィン
リザード:ロバート・ジョイ
ガソリンスタンドの従業員:トム・バウアー
パパ・ジュピター:ビリー・ドラゴ
ビッグ・ブライアン:デズモンド・アスキュー
ゴーグル:エズラ・バジントン
プルート:マイケル・ベイリー・スミス
ルビー:ラウラ・オルティス

この映画が好きな人にはこちらもオススメです!

他の映画や海外ドラマの感想はこちらです。
映画・海外ドラマ一覧表

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*