映画 アス 感想 ダイスで決める人生

アス
原題:Us
日本公開:2019年9月6日
上映時間:116分

あらすじ

1986年、少女アデレードは、両親と訪れたサンタクルーズにある遊園地のミラーハウスに迷い込み、 そこで自分にそっくりな少女に遭遇。それが強烈なトラウマとなり失語症となってしまう。 そして現代、成長したアデレードは、家族とともに夏休みを過ごすため、因縁深いサンタクルーズの家を訪れる。 そこで不気味な偶然に見舞われ、過去のトラウマがフラッシュバックし、アデレードは家族の身に恐ろしい事が起こるという妄想を強めていく。 その夜、家の前に自分達一家とそっくりな“わたしたち”がやってくる。

こんな人にオススメ!

家族を巡る謎が好きな人!
ミステリーホラーが好きな人!
ジョーダン・ピール監督の作品が好きな人!

ネタバレあり感想

面白い!ゲット・アウトのジョーダン・ピール監督の新作。
家族でやってきたビーチにゲット・アウトのような不穏さが無くてどうなっていくのかなと思っていたら家の外に立っている4人の人影。
徐々に不穏な空気が満ちていく。
現れたのは自分と同じ顔をした家族4人。アデレードと同じ顔の女性は声を発する。
もうどうなっていくかわからんハラハラ感、ゾーラは鬼ごっこさせられるし父親はボートに乗せられるわでハチャメチャ。ジェイソンの機転で脱出に成功するアデレード達。

友達のタイラー家に向かうがそこでも同じ顔をした家族がタイラー家を皆殺しにする。
驚きでした!アデレードの過去が原因でこの現象が家族を襲ってるストーリーかと思ってたら他の家族にも現れていました、そしてタイラー家を倒してTVを付けるとこの現象はもっと大きい規模だとわかります。外に出ると至る所に死体がある、そして手を繋いでる赤い服の男達。

ジェイソンがアデレードに攫われて過去にもう1人の自分と出会った場所に1人で助けに行くが、そこには巨大な施設があった。
もう一人のアデレードと話をする。ここにはクローン達が作られていて人間の代わりに操作出来る存在に変える研究がされていたと言う。
この時のバレエのシーンと交互に戦闘シーンが流れるのが良い味出してましたね!
施設内のウサギ達が無造作にいる感じも不穏で素晴らしかったです。

最後車に乗って家族4人で脱出する中でアデレードは過去を思い出す。
子供時代もう一人のアデレードと出会ったクローンは首を絞め入れ替わる事を選択した。そして入れ替わったからこそ親にPTSDの症状だと言われていたことがわかります。
人間と共に暮らしていれば人間らしくなれた驚きと子供時代のクローンアデレードの笑顔の怖さが凄かったシーンでした。

元が入れ替わった人間だからアデレードは喋れたんですね。
他のクローンと比べて異質でしたもんね、ジョシュのクローンの頭に火かき棒突き刺したけど普通に動いてたので人間じゃない存在なのかなって思ってたんですけど痛覚とかそういう感覚が存在しない人の形をした何かって感じだったんですね~。

この映画は実際のアメリカの現状を比喩してる作品らしいですね。
言われてみれば確かになってなる部分も多いです。
まぁそんな小難しい事考えず素直に見た感想は面白いサスペンスホラーだったなぁって感じです!
最後は車の中で気づいたのか教えられたのかわからないけどジェイソンがアデレードを見る目が変わっていましたね。
不穏な始まりから不穏な終わり方をする。
とても素晴らしい映画でした。

監督・キャスト

監督
ジョーダン・ピール
キャスト
アデレード: ルピタ・ニョンゴ
子供時代のアデレード: マディソン・カリー
ガブリエル: ウィンストン・デューク
ジェイソン: エヴァン・アレックス
ゾーラ: シャハディ・ライト=ジョセフ
キティ・タイラー: エリザベス・モス
ジョシュ・タイラー: ティム・ハイデッカー
タイラー姉妹: カリー・シェルドン、ノエル・シェルドン

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