映画 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章 感想 ダイスで決める人生

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章
日本公開:2015年4月11日オリジナルビデオ
上映時間:89分

あらすじ

前作の出来事から1年半後。異世界に飲みこまれた工藤と市川は、今もまだ行方不明となっている。そしてそれと同時に、突如新宿の上空に出現した《巨人》。政府当局が調査した結果、危険性は無いと判断され、現在はその異様な存在を無視して人々は生活を送っている。一方、ひとり現世に残された田代は、《巨人》の謎を解明し、工藤と市川を救い出すために調査を続けていた…。

こんな人にオススメ!

モキュメンタリーホラーが好きな人!
コワすぎシリーズが好きな人!
巨人に興味がある人!

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ストーリー

田代が自宅で生放送サイトを使い配信を始める。
コワすぎ最終章の収益で機材を揃えたと話す。
空に現れた巨人を各国の機関が調べたが巨人の居る場所の成分からは何も発見されなかった、そして政府は新宿の封鎖を解いた。

巨人に関わった作品として今までのコワすぎシリーズを振り返る。
政府は関連を否定しているが工藤と市川に対して大規模な捜索が続けられている。
前作の情報を聞き出した二人は不審な死を遂げフィルムは火事で焼けたと話す。
田代は巨人の謎を解明し工藤と市川をこの世に呼び戻しコワすぎシリーズを再開するのが目的だと話す。
近頃、ポリ袋の人形が日本各地に現れている。
数日前、新宿のポリ袋の人形を撮影しに行く田代、そこへ人が集まり手を挙げる。すると人形が動く。
コワすぎのFILE2に出ていた上村がそこにいた。
上村はわけわからないことを言い、あれは神の先端だと言う、全部私が終わらせると話す。
上村は仲間がいることから巨人を崇める宗教団体のリーダーだと思われる。

話しているとベランダからノックが聞こえる。ここは2階なんですがと言いながら呼びかけるが返事はない、ベランダに向かいドアを開けるが何もいない。
部屋に戻ると男がナイフを持っている。
俺は味方だ、別の世界で田代君に恩がある、だから恩返しに来たとその男は語る。
世界は一つじゃない、俺の言うとおりにしたら工藤と市川は戻ってくると言う。
その男は江野祥平と名乗る。

夜明けまでにやるべきことをしろと言う。
江野は俺の力じゃこいつだけしか戻せないと言い部屋の中に行方不明になったFILE1の矢野が現れる。
2人を助けるために4つのミッションをこなせと田代に話す。
江野の手を握ると外に瞬間移動する。

ミッション1
ホームレスからポリ袋の人形2つ奪ってこい。

5千円払えと断り続けるホームレス。
話していくうちに値上げし続けるホームレス、江野になんで戻ってきてんねんとツッコまれる。
江野にカメラを渡す、腕を極め強引に人形と靴を奪い取る。
瞬間移動する。

ミッション2
あの女のパンツを食べてゲロを人形に入れる。

性犯罪じゃないですか、無理ですよと断る。
江野は無理ならもう終わりだとカメラを置いて立ち去ろうとする、田代は工藤と市川は戻ってくるんですよねと聞きカメラを持ってくれと言う。
女性はコワすぎを知っているようだ、しかしパンツをくれと女性に話すが断られ強引に脱がす。
そこに警察官がやってくる、江野が首を絞め撃退する。
パンツを食べる田代、水で流し込むためにトイレに駆け込む。
江野は田代の腹の中に奇跡の拡販が起きてると言う。
人形2体に固形物のゲロを吐きいれる。
江野は次は移動しても静かにしろと話す。

ミッション3
田代の右手の小指を切り落とし、縦半分に切り人形に入れろ。

建物の中で人形がたくさん置いてある。
江野は銃を取り出しここには敵がいると話す。
奥にいる2人を撃ち殺す。
コワすぎ 史上最恐の劇場版 のダムに落ちた菜々が現れる。
菜々は助けてくれというが手に包丁を持って襲ってくる、江野が首を絞め落とす。
田代がミッションの内容を聞き逃げ出そうとする、先回りする江野。
逃げ出した結果、世界の法則が変わったと言い建物の人形達が動き出す。サイレンが鳴り響く。
もう小指だけじゃ済まない、親指も切り落とさなければいけなくなったと話す。
自分で切れない田代、江野に切ってもらおうとするがそれじゃ意味がないと銃を突きつけられる。
田代ではなくカメラに銃口を向ける、田代は指を切る決断をする。
切り落とし人形に入れる。
手とカメラをテープで巻きつける。

ミッション4
ある人物の頭を銃で撃ち抜き、脳味噌を人形に入れる。

次はこれを使う。銃を見せ銃弾は3発だと言う。
法則が変わってなかったらどうなっていたか聞くと髪の毛だけで良かったと言われ動揺する田代。
瞬間移動した先で女性が人形に襲われている、覆いかぶさった時女性は消え去ってしまった。
奥に進むと上村が手を挙げている、標的はあの女だ、あれはもうすでにこの世の存在じゃないぞと話す。
上村の周りには人形たちが蠢いている、江野が挑発して集め祈ると人形たちは消え去る。
あなた達に関わらなければ私はここにはいなかったと言う、田代達の行いを否定する発言を続ける上村、もう手遅れだといい顔が歪む上村の頭を撃ち抜く。
脳味噌を人形に入れる、江野は全てのミッションが完了した、間に合ったと言う、落ち着ける場所へ行こうと言い会社の事務所に飛ぶ。

工藤と市川がどう戻ってくるかは江野にもわからないようだ。
全部終わったら自首すると話す田代に、後悔してるのか白石君と名前を間違える。
唸り声が聞こえ人形から工藤と市川が出てくる。
しかし人格が入れ替わっているようだ。

江野を責めるが田代の指が無いことに気づき落ち着きを取り戻す。
前作の収益で編集室を作ったとわかる。
サイレンに気づいた2人に鬼神兵の状況を説明する。
こんな世界じゃホラーが売れないと工藤が怒り出し江野に全部戻すにはどうすればいいのか問い詰める。
大変なことをするしかない、時間を遡りこうなる理由になったポイントを叩き潰すしかない。
鬼神兵を作り出す原因の親をなんとかするしかないと言う。
江野は工藤に何か気づいてる事があるんだろうと問う、工藤は腹の中まで戻らなければいけない、それが俺の運命かと聞くと、それは違う、この状況が運命だと話す。お前はこの運命に逆らうんだと言うと工藤は「運命に逆らってやる!」と宣言する。

そして江野は時間を遡るために何もない空間から謎の物体を出しみんなで食べる。
スカイツリーの所に瞬間移動して歩道橋に上がる、そしてジャンプすると異空間に吸い込まれていく。
異空間では今までのコワすぎで出てた人達が恨み辛みを語る。
FILE3の鈴木親子が手を取り合おうとすると、そこに先生が現れる、銃で撃ち抜く。

お腹に子供の居る工藤親子の家に到着する。
銃を向け、鬼神兵の研究を辞めろと告げる、しかし辞める気配のない両親に江野が未来を見せる。
仁と呼び、手を取る。
二人はごめんねと言い抱きしめる、鬼神兵は作らない、絶対作らないと告げる。
未来が変わったぞと言い両親の動きが止まる。
元の時間軸に戻る、工藤と市川の身体が元に戻る。
あいつらが抵抗している、動きが止まっているのはそこでタイムラインが止まっている、だからあいつらを何とかすれば動き出して時間が書き換わる。
巨人は黄泉の国の入り口だ、夜明けが一番この世界に出やすい状態になる、江野は俺が弾になると言い、工藤は呪いのアイテムが入った腕をバズーカに変える。
江野「この世界の全てをぶち壊せ。」
何をすればいいか困っている田代にお前は撮っておけと言う。
工藤「世界初の世界の終わりと始まりの生中継だよ!」

江野にお礼を言う田代。
よそよそしいなタメ口でいいよと言う江野に、江野君ありがとうと言い江野もまたどっかで会おう白石君と手を取り合う。

もう最後の時間だ、なんか言っとけと言われ最後に一発やらせろと工藤が言い出しいつもの口論になる。

巨人が大きな顔になる、バズーカに背を付ける江野。
大きな顔が穴になり何かが出てくる。江野が打ち出されその何かと一緒に消えていく、人形達も消える。
霊界ミミズが降ってくる中、生放送の視聴者に別れを告げる。

異空間で工藤は新しい世界でもホラードキュメンタリーコワすぎ絶対作ってやると宣言する。
「コワすぎはまだ終わらねえんだよ!」
END

ネタバレあり感想

面白い!ついにコワすぎ完結!!
まずはこの最終章の感想から書いていきます。
中盤までずっと田代メインで生放送と言う体でストーリーが進行していくと言う斬新さ!
そして別の白石監督の映画であるオカルトの江野が助けに来る展開!白石監督の作品色々見ている人はテンション上がる内容になっていました!
生放送で移動しながらってどうやるんだろうって思ってたら江野がワープさせてくれる!なんでもあり!でもそれでもいいと思える作品でした。
ミッションをこなして工藤と市川を取り戻そうと女性のパンツ食べたり指切ったりと大変な目に遭う田代。
女性とのやりとりが生々しい、コワすぎは知ってるようで普通に会話してて急にパンツくれと言い襲ってくる流れが生々しさ凄かったです。
そして指を切る場面、ずっと躊躇ってたのにカメラに銃を向けられたら指を切る決断するのが凄くわかる!ってなりました。
指無くても撮影は出来るけどカメラ無いと撮影できないし、カメラは人生なんですよね。

市川と工藤の中身が入れ替わってる演技が素晴らしい!
やっぱ役者ってすげえってなりました。
今までミッションをこなす流れでシリアスムードだったのが一気に和らぎましたよね、そして時間を飛ぶために謎の食べ物を口にする時に田代が躊躇わずに食べて二人が驚くシーンは最高でした。

異空間でFILE2の鈴木親子が再会したり見たかったシーンが詰め込まれてる感があって異空間って表現凄いなって思いました。
そして未来を見た工藤夫婦が改心して抱き合うシーンは泣きそうになりました。
最後に俺が弾になるという江野がまさか背中を付けるだけだったのが笑えました、そしてきっちり倒せてしまうのもコワすぎらしくて楽しめました!

コワすぎシリーズは口裂け女から世界の終わりまで発展していったストーリーは凄かったですね!

FILE1だけは鬼神兵とは関係なのかな?
呪いの髪アイテムだけは鬼神兵っていうよりも鶴屋南北関係の呪術?

あとは鬼神兵絡みの実験の余波で起こった現象っぽいですよね。
もう一度コワすぎの妖怪や鬼神兵の話を調べてまとめてみたいですね。

今回はこの辺で!コワすぎシリーズは面白い映画です!

監督・キャスト

監督
白石晃士

キャスト
工藤仁:大迫茂生
市川実穂:久保山智夏
田代正嗣:白石晃士
江野祥平:宇野祥平


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