映画 パージ:エクスペリメント 感想 ダイスで決める人生

パージ:エクスペリメント
原題:The First Purge
日本公開:2019年6月14日
上映時間:97分

あらすじ

21世紀、アメリカは経済が崩壊し、“アメリカ建国の父”を名乗る新政党NFFA(the New Founding Fathers of America)が政権を握っていた。 彼らは犯罪率を1%以下に抑えるためにある施策を採用する。 メイ・アプデール博士が考え出した一年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法となる“パージ法”だ。反対デモが起こる中、 全国での適用の前にニューヨークのスタテン島内だけに施行する実験が行われることが決定。 島の住民たちは不安を抱えながらパージ当日を迎える。 島を愛するディミトリは、愛する人を守るために島に残ることを決意。 果たして、人類史上最悪の実験が行われる中、人々は生き残ることができるのか?

こんな人にオススメ!

パージシリーズが好きな人!
銃撃戦が好きな人!
人間の本性が見たい人!

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ネタバレあり感想

微妙!パージシリーズ第4弾だけど過去編なのもあってパワーダウンしてる感じです!
初のパージの実験。そしてその実験に乗じた政府の陰謀が描かれる本作。
市民のイカれ具合はほとんど出て来ず、のほほんとパーティーしていたりします。人間の良心の強さを信じてる感じでしたね。

そんな中現れるサイコパス野郎、そしてギャングや邪魔な敷地の人間達を排除するために投入される軍人達。
ギャングVS軍人の構図になるのが今回のパージです。

最初はナイヤが主人公かと思ってたら次第にDことディミトリに主導権が渡っていきます。目的はほぼ同じなんですけどね。
この映画の上映時間は1時間半なんですけど30分くらいはパージに至る流れとキャラ解説に費やされてしまう上にパージ開始してもみんな別に事件を起こしたりしないと言うちょっとテンポの悪さが目立ちます。
自分的に普段ならあんまり好きじゃないただおかしいだけのサイコパスキャラもこの作品においては動きを起こさせるための重要で居てくれてありがとうの気持ちが出てきました!

ディミトリ関係のお話が面白い!
ナイヤはちょっと頼り無い感じだったんですがディミトリは裏切りに遭うが返り討ちにしたりドローン攻撃を受けるけど生き残って反撃開始したりと熱い展開が多いです!
部屋の中で籠城するイザヤとナイヤ達を助ける為にマンションに向かう姿は主人公!
軍人達もやりたい放題でロケットランチャーとか取り出してきます。
しかしそこにサイコパス野郎が二人は俺の獲物とかかっこいいこと言いながら乱入してきます!正直お前の存在忘れてたわ!
結果的にみんなを救う形になったサイコパス君、凄い濃さのあるキャラだった。

軍人達を撃退してすぐにパージ終了のサイレンが鳴り響く。
外に出るとディミトリは英雄扱いでみんなに感謝される。
この時の部屋から一緒にいたおばちゃんの合いの手が最高でしたねw

この映画は雰囲気だけはしっかりしてるんですけど全体的に薄味でした。
今までのパージにあった狂気感は全くなくて薄味のアクション映画くらいな雰囲気に感じました。これだったら別にパージの始まり描く必要なくない?って思っちゃいました。

もっとパージしてるパージなパージが見たかったです。

監督・キャスト

監督
ジェラルド・マクムーリー
キャスト
ディミトリ:ラン・ノエル
ナイア : レックス・スコット・デイヴィス
イザヤ: ジョイバン・ウェイド
ルイサ: ローレン・ヴェレス
メイ・アプデール博士 : マリサ・トメイ
ジュアニ: メロニー・ディアス
7 & 7 : モ・マクレー
フレディ : スティーヴ・ハリス
エルサ: チャイナ・レイン

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