映画 トロール・ハンター 感想 ダイスで決める人生

作品概要

トロール・ハンター
原題:Trolljegeren 英題: The Troll Hunter
日本公開:2012年3月24日
上映時間:104分

あらすじ

取材中にノルウェーで”トロール・ハンター”と出会った学生たちが、ハンターと行動を共にする中で、誰も知らなかったトロールの生態を暴き出す。

こんな人にオススメ!

モキュメンタリー映画が好きな人!
POV方式の映像作品が好きな人!
トロールの存在を信じている人!

ネタバレあり感想

面白い!!この映画はPOV(point of view主観ショット)方式のモキュメンタリー作品です!
モキュメンタリーは、創作の映画を実際に起こったドキュメンタリーの体で撮影された作品になります。

この映画は、ノルウェーで熊の密猟事件のドキュメンタリーを撮影している学生たちが容疑者らしき人物を追っていると、森の中で何かに襲われる。そしてその容疑者らしき人物に助けられると、その人物がトロールハンターだと判明する。

とんでもない設定!!トロールですよ!トロール!
タイトル的にもきっと雑な映画なんだろうなって思って視聴してみたんですけど、全体的にクオリティがかなり高いです!トロールの設定もしっかりしていて最後まで楽しく見れました!

トロールの種類!

トッサー・ラッド
学生グループの前にハッキリとした姿で現れる最初のトロール。
3つの頭を持ち、かなり大きいトロール。車に付いていた装置で紫外線を当てるとトッサー・ラッドは石になる。
撃破後に3つの頭のうち1つしか機能しておらず、他はただの突起物であると語られる。

リングルフィンチ
橋の下で獲物を捕食していたトロール。
片腕が無くトッサー・ラッドより小さく太っている見た目をしている。
ハンスが全身防具に身を包み、血液を採取しようとするが殴り飛ばされ意識を失う。目覚めたハンスは橋の下へ行き紫外線を当てるとリングルフィンチは爆発する。

マウンテンキング
洞窟をテリトリーにしているトロール。
複数体の群れで行動していて、テリトリーを調べてる最中にハンスたちは洞窟の奥に閉じ込められる。
逃げ出している最中にカメラマンが捕まって死んでしまう。

ヨットナール
全長60Mのトロールハンターハンスが見た中でも最長のトロール。
今作品の最後に出てくる。車に乗せた紫外線装置を何度も当ててなんとか倒す事に成功する。

トロールの性質!

研究によるとトロールの寿命は1000~1200歳。知能はかなり低く欲望に従って行動する。
紫外線が弱点で若いトロールは血管にガスが急速に溜まり爆発し、老体は石になるとわかっている。
キリスト教徒の血に過剰に反応し襲ってくる。
トロールにはテリトリーがあり、基本的にその範囲からは出ない。
たまに縄張り争いをしている個体もいるらしい。

今回トロールが活発に行動してテリトリーから出て家畜などを襲っていた原因は、狂犬病に掛かってしまったからだと終盤で判明する。

トロールハンターのお仕事!

トロールハンターはテリトリーから出てしまい、人目に付く可能性のあるトロールを狩る仕事をしている。
今回学生グループに追跡されてトロールの存在を知られてしまったが、長年この仕事をしていて疑問に思っていた事もあるためにトロールの情報を公開してもらおうと同行を依頼するようになる。

ノルウェー政府機関のTST(トロール保安機関)が情報を管理している。
しかし基本的に機密の為、機関に関わる仕事をしているがトロールの事を知らされていない職員も存在する。

ヨットナール戦が終わった後、すぐにTSTの車両が大量に走ってくると、トマスたちは危険を察知して逃げ出す。
そしてエンディングテロップではこの学生たちはその後発見されていないと出る。
機密知ったからみんな始末されちゃったのかな。でもそれだったらこの動画自体が世に出るのはおかしいって事になるよね。
ハンスはハンターだから無事で学生たちを巻き込んだ責任感から世に送り出したのかもしれないですね。

まとめ感想!

最初から最後まで楽しく見れました!
トロールの個別の性質や、テリトリーの話、送電線による包囲網など設定が面白いです。
カメラマンが死んだ後に嘘の理由で仲間入りさせたアリカが可哀想だなって思いましたねw、呼び出してすぐにヨットナール戦からのTST襲来だったので本当によくわからないまま参加してる形でしたね。

エンディングうっかりトロールの話をしてしまう首相の横で驚くリアクションをしてしまうなど、やりすぎではって思いながらも自然に見える形になっていてとても良かったです!。

トロール・ハンターはとても面白いPOV方式の作品でした!
オススメです!

監督・キャスト

監督
アンドレ・ウーヴレダル
キャスト
ハンス/トロール・ハンター:オットー・イェスパーセン
トマス:グレン・エルランド・トスタード
ヨハンナ:ヨハンナ・モールク
カッレ:トマス・アルフ・ラーセン
フィン・ハウガン:ハンス・モーテン・ハンセン
ヒルデ:トルン・ルーデメル・ストッケラン
マリカ:ウルミラ・ベルク=ドマース
ストルテンベルグ首相:イェンス・ストルテンベルグ
クマ調達人:ロベルト・ストルテンベルグ
送電担当者:クヌート・ナールム

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