映画 ジェーン・ドウの解剖 感想 ダイスで決める人生

ジェーン・ドウの解剖
原題 The Autopsy of Jane Doe
日本公開 2017年5月20日
上映時間 86分

あらすじ

バージニア州の田舎町で息子のオースティンと共に遺体安置所と火葬場を経営し、検死官もつとめるトミーのもとにある夜、保安官から緊急の検死依頼が入る。一家3人が惨殺された家屋の地下から発見された20歳代とみられる身元不明女性の全裸死体、通称「ジェーン・ドウ」の検死をしてほしいというものであった。

ネタバレなし感想

身元不明の遺体を検死してたらとんでもないことが起こっていく作品!
驚かせる表現は控えめで得体のしれない何かがじわじわ追い詰めていく系のホラー!
時間も1時間半と短く見やすい!そして結構怖い!暇だからちょっと見てみようて感じで見て楽しめます!

こんな人にオススメ!

遺体安置所が好きな人!
美人の死体が好きな人!
精神を疲弊させていく描写が好きな人!

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ストーリー

民家
民家で惨殺事件が起きる、地下には女性の死体が埋まっていた。
鑑識が死体は家主とは無関係で押し入った形跡もないと話す。

遺体安置所
オースティンとトミー親子が焼けた遺体を確認している。
安置所を出て父親のトミーを探していると恋人のエマが驚かしてくる。
エマに安置所を案内していると死体が見たいと言う、オースティンはやめさせようとするがトミーは了承し死体を見せる、死体の足にはベルが付いている。
昔の習慣で死亡したかどうかを判断するために着けていると言う。
彼女を送り出すオースティン。

ジェーン・ドウ
バーグ保安官が地下にあった女性の死体を持ってくる、検死をしてくれと告げる。
検死が始まる。

検死第1段階 外部の検死
遺体は20半ばから20後半と思われる。
白人、外傷はない、目は灰色、死後数日、しかし死斑がない。
先天性の何かの可能性。
手首と足首が折れている、外傷はなくヒビが入ってるだけの可能性。
足の爪に泥炭が入っており、泥炭に覆われていた可能性。
舌が無く、切り取られた跡がある。鼻の中に炎症はない。
口の中に糸が入っている。外部に精液は付いていない、人身売買の可能性がある、女性器は傷だらけ。

検死第2段階 内部の検死
メスを入れようとすると電気がおかしくなりラジオからノイズが流れてくる。
メスを入れると血が大量に流れだす、新しい死体ならあり得る現象だと話す。
悪性の黒い腫を切り取り検査機関へ送ると言う、保管するために冷蔵庫に向かうと入っていたジェーン・ドウの血液が溢れていた。
ウェストの細さは先天性ではなくコルセットの影響だろう、肺は真っ黒でタバコを1日10箱30年は続けないとこうはならないと語る。
肺がこれだけ焼けていたら全身も焼けていないとおかしい。
心臓に切られた傷、他の臓器にも同じような傷がある。
本来なら内部がこれだけ荒れているなら全身ズタボロの状態じゃないとおかしいロ話す。
またしても電気がおかしくなる、そして今度は部屋の外から音が聞こえてくる。
見に行くオースティン、曲がり角のミラーに人影が写っている。
恐る恐る見に行くが何もない。
トミーと一緒に安置所に戻ると死体を入れる扉が開いている。

検死第3段階
消化器官から花が出てくる、麻酔に使われる花で北東部に生息する花だと話す。
ラジオでは猛烈な荒らしになると予報が流れてくる。
さらに調べると布の包みが出てくる、中には歯が入っていた。
布には謎の模様と数字が書いてある。これは何らかの拷問か儀式をした死体だと話す。

儀式のやり方は?
オースティンは考察した。
まず手足を縛る、舌を切断、毒を飲ませ、体の自由を奪い布を飲み込ませた。
それから内臓を切り刻んで傷だらけにし肺を焼いた。まるで生贄だと話す。
理由が知りたいと言うとトミーが手と目で確認できない事は気にするなと言う。

始まり
その時トミーが皮膚の間の違和感に気づく、めくりあげてみると、女性の皮膚には魔法陣が書かれた皮膚が張り付いていた。
その時死体の扉が開き、電球が全て割れる。
トミーがここから出るぞと言い真っ暗な部屋から出る。
発電機が起動し少し明るくなる。入口に行くが荒らしで木が倒れ扉を押さえつけていて開かなくなっている。
来た道を戻ると曲がり角に人影が見える、慌てて事務所の部屋に入る。
電話は通じるが電波が悪く会話が成り立たない。
ドアを見るとベルの音が鳴りドアノブが激しく動かされる、ドアを塞く。
トミーが全ての元凶はあの死体だと話す。
トミーは検死中についた手首の傷を洗いに洗面所に行く、手首を洗い流しているとカーテンが揺らめく、開けるが何もいない、しかし後ろに引っ張り倒されてしまう。オースティンが急いで扉を開け助けに入る。
トミーは灰色の目を見たと言う。

死体安置所
ジェーン・ドウを何とかしなければいけないと安置所まで戻る二人。
取り出したものが全て腐敗している。
火葬場に運び燃やそうと言うが入口のドアが閉まり開かなくなる。
オノで扉を少し割るが隙間から死体がこちらを覗いてるのが見える。
ジェーン・ドウにアルコールをかけ火をつける、燃え上がり室内の物も燃やしていく、消化器で消すとジェーン・ドウは無傷だった。

エレベーター
エレベーターが降りてくる音がする。ドアが開いたため向かう、しかし到着と同時に閉まって乗れない。
ベルの音が聞こえてくる、歩いてくる影、無理やり開けたエレベーターに乗るが動かない。
歩いてくる影にオノを振り下ろし突き刺さる、しかしそれはエマだった、エレベーターが動いた音はエマが乗って来た時のものだった。
オースティンをエレベーターの中でなだめる。エレベーターは動かない。
親子の懺悔が始まる、その時オースティンはなぜ我々を殺さないんだ?と疑問に思う。
解剖中に邪魔されたから何か隠してる、それがわかれば止める方法もわかるかもしれない。
エレベーターを出る二人、火葬場からの煙で視界が悪い、歩いてると周りに死体の群れが現れる、倒れるトミーを起こし安置所に向かう。

死体安置所

ジェーン・ドウの検死を再開する。
頭蓋骨を割り脳を調べる、切り取り検査をすると脳が生きていることが判明する。
布を見て何かに気づくオースティン、重ねると章の数字が出てくる。
1693年 ニューイングランド 魔女 セーラムの魔女裁判
これは処刑の代わりの拷問だ、無実の人間を悪魔に変えた可能性もある。
そしてトミーは解剖した時の痛みを我々に与えるのが目的なんだ、だから殺さないんだと話す。
トミーは息子のオースティンを救うためにジェーン・ドウに「わたしは味方だ、君を助けたい、息子は傷つけないでくれ」と語りかける。
するとトミーは苦しみだしジェーン・ドウの傷が治っていく。
ナイフを見てオースティンに殺してくれと言う、悲しみながら手を下すオースティン。
保安官のバーグが呼ぶ声が聞こえてくる、入口まで戻り扉を開けようとするが開かない、バーグと会話してる途中でバーグの声がラジオから流れた歌に変わる。
後ろには死んだトミーが立っており驚いたオースティンは柵から落ちて首を折る。

エピローグ
死体安置所で鑑識達が調べている、ラジオでは4日連続の快晴と流れている。
バーグが死体は葬儀場じゃなく大学に送って調べてくれと伝える。
ジェーン・ドウは運び出されトラックに乗る、運転手の男がジェーン・ドウに優しく話しかけている。
ジェーン・ドウの足の指が動く。
END

感想

ジェーン・ドウは魔女だったのか、普通の人間が儀式の結果魔女になったのか、どちらにせよこんな拷問されたら邪悪な存在になっちゃうよね!
最後トミーがナイフで殺してくれって言わなかったらあの場で完全蘇生してたのかなぁ~、それはそれで見てみたかった感あります。
そこに持ってくための精神攻撃でトミーばっかり狙っていたのかもしれませんね、ジェーン・ドウの戦術上手すぎる、そりゃ差し出しちゃいますよ。

エマは完全に存在忘れてた、あ、そういえば居たね!!って感じでしたわ。

最後指が動いた上に大学に運ばれたのならもしかすると続編も作れたりするんですかね~、ホラーは元凶の設定だけ引き継げば続編作れるの強いですよねw
それでは今回はこの辺で~

監督
アンドレ・ウーヴレダル

キャスト
オースティン・ティルデン:エミール・ハーシュ
トミー・ティルデン :ブライアン・コックス
エマ :オフィリア・ラヴィボンド
バーク保安官 :マイケル・マケルハットン
ジェーン・ドウ:オルウェン・ケリー



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