映画 イット・フォローズ 感想 ダイスで決める人生

引用:Amazon

作品概要

イット・フォローズ
原題:It Follows
日本公開:2016年1月8日
上映時間:100分

あらすじ

19歳のジェイは男と一夜をともにするが、その後、男が豹変。縛り付けられたジェイは「“それ”に殺される前に誰かにうつせ」と命令される。“それ”は人にうつすことができる。“それ”はうつされた者にしか見えない。“それ”はゆっくりと歩いて近づいてくる。“それ”はうつし相手が死んだら自分に戻ってくる。そして、“それ”に捕まったら必ず死が待っている。果たしてジェイは、いつ、どこで現れるかわからない“それ”の恐怖から逃げきることが出来るのか。

こんな人にオススメ!

追いかけられるホラーが好きな人!
仲間がそばに居ても意味がないホラーが好きな人!
エロくて怖い映画が見たい人!

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ネタバレあり感想

面白い!!そして怖い!!
セックスしたら移る呪いが描かれたホラー映画です。

呪いのルール。
“それ”は人にうつすことができる。
“それ”はうつされた者にしか見えない。
“それ”はゆっくりと歩いて近づいてくる。
“それ”はうつした相手が死んだら自分に戻ってくる。
そして、“それ”に捕まったら必ず死が待っている。

「それ」の存在がかなり不気味なんですよね。
遠くから男だったり、老婆だったり、若い女性だったり誰かが真っ直ぐこっちに向かって歩いてくるんですよ。
そしてそれは周りの人間には見えない、だから普通にお喋りしてる人間の間を通って歩いてくる。安全な場所なんてないんだって思わせてくれます。

この作品で一番のホラーシーンは自宅で友達を招いて守ってもらおうとするんですが、母親が帰ってきてジェイの部屋を開けると、母親の後ろからデカイ男がヌっと現れる流れのスムーズさがとてもリアルで怖かったです。
自室と言う一番安心できる場所で、母親と友達がいる安全な状態なはずなのに、逃げ出すしか選択肢がないホラー感が凄まじく怖かったです。

その存在自体は見えないんですけど、その存在が起こすことはみんな見えているようです。
ビーチで椅子に座ってくつろいでいると、頭を引っ張られるが友達には髪が独りでに浮いているように見える。
そして見えないが、その場所に居るのでダメージは与えられます。
拳銃で撃つと倒れるがすぐ立ち上がる。ダメージは食らうけど不死身のモンスターのようです。

ちょっと謎の展開なのですが、プールでその存在を待ち伏せして感電させて倒すのかと思いきや銃弾を浴びせてプールの水が赤く染まったのを見て終わりという展開は不思議でした。
眼鏡女子のケリーが足に銃弾を撃ち込まれるだけのイベントで終わってしまっていました。

「それ」の存在はなんなんだ、って話なんですが、セックスが起動条件の呪いだとするとエイズとか性病のメタファーなのかなって思って見てたのですが、監督が正式にそれを否定していました。

他の情報を調べていると、どうやら死をイメージした存在と言う説もあるみたいです。セックスは生命の始まりを表していて、生きている限り死が付きまとう。だから徐々に歩いて近づいてくるんですね。
寝ている時も襲ってこないのは、寝ている時間は死への不安が無いからで、車のボンネットで睡眠するシーンがあって危ないだろって思ったんですけど実は安全だったんですね。

ラストシーンでジェイとポールが一緒に歩いていると、後ろには「それ」が歩いてきている、振り返らずに前を向いて進む二人は死を恐れずに歩んで行こう的な意味なのかもしれませんね。

イット・フォローズは純粋なホラー映画として面白い作品でした!

監督・キャスト

監督
デヴィッド・ロバート・ミッチェル
キャスト
ジェイ:マイカ・モンロー
ポール:キーア・ギルクリスト
グレッグ:ダニエル・ゾヴァット
ヒュー / ジェフ:ジェイク・ウィアリー
ヤラ:オリヴィア・ルッカルディ
ケリー:リリー・セーペ

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