映画 イット・カムズ・アット・ナイト 感想 ダイスで決める人生

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New release date…June 9th. #ItComesAtNight

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作品概要

イット・カムズ・アット・ナイト
原題:It Comes at Night
日本公開:2018年11月23日
上映時間:91分

あらすじ

夜やってくる“それ”の感染から逃れるため、森の中の一軒家に隠れ住むポール一家の元に、ウィルと名乗る男とその家族が、助けを求めてやって来た。ポールは“それ”の侵入を防ぐため「夜入口の赤いドアは常にロックする」というこの家のルールに従うことを条件に彼らを受け入れる。うまく回り始めたかに思えた共同生活だったが、ある夜、赤いドアが開いていたことが発覚。誰かが感染したことを疑うも、今度はポール一家の犬が何者かによる外傷を負って発見され、さらにはある人物の不可解な発言…“それ”の正体とは一体何なのか?疑心暗鬼に陥った彼らは、予想だにしない結末へと突き進んでいく

こんな人にオススメ!

サスペンス風ホラー作品が好きな人!
何が起こるか読めないホラーが好きな人!
信じていいのか?疑心暗鬼になる作品が好きな人!

イット・カムズ・アット・ナイトが見れるのはHULUです!(2020年6月時点)

ストーリー

トラヴィスはうな垂れてるおじいちゃんの夢を見る。
死体を運ぶガスマスクの男。

夜になると家族は家の中に何かが気配を感じる。
犬は吠え出し、ポールが見に行くと、赤い扉が激しく揺さぶられる。
そこには男が居た。

侵入した男、名前はウィル。外に縛り付け、1日経ってから手のひらをチェック。家族の為に水と日用品を手に入れる為に侵入した。明りが無く、誰もいないと思ったと話す。

家族で話し合い、ウィルの家族を招き入れようとする。
隠れ家に向かって走行してる最中にの突然の銃撃を受ける。
ポールが撃退し、ウィルの家族と合流して、家に戻る。

ウィルの家族に、ルールを説明する。
この家には赤い扉しか出入り口はない。
夜は緊急時以外外出しない、日中でも必ず二人一組で移動する。

日中は薪割り、電気の貯蓄、夜は2つの家族で談笑しあう生活を送っていた。
しかしトラヴィスは悪夢を見続ける。

トラヴィスがキムと仲良くしていると、ポールに家族以外信じるなと釘を刺される。

いつも通り日中の作業をしていると、犬のスタンリーが森に向かって吠え出し走る。トラヴィスが後を追うが、鳴き声が聞こえなくなる。

ポールとウィルは義父の部屋に入り、酒を漁る。
ポールはウィルにこうなる前は何をしていたか質問をすると、修理工や色々やっていたと答える、逆に質問するとポールは歴史の先生をやっていたと答える。

夜中にトラヴィスが目覚めると、アンドリューが床に寝そべっている。
別の部屋の家族のベッドに連れていく、下の階を見てみると、赤い扉が開いていた。
慌ててポールを起こしに行く。ポールが外を見に行くと犬のスタンリーが倒れていた。辺りは暗すぎて何も見えない。
朝方になると、ポール、ウィル、トラヴィスはスタンリーを埋葬する。

当面の間はポールとウィルだけで外に出ると話す。
トラヴィスは元々扉が開いていたと告げると、少し言い合いになり、ポールがお互い家族の接触をしばらく断とうと提案する。
ウィルはそれを受け入れる。

ポールはトラヴィスがアンドリューに触ったことを心配している。
身体を洗い寝ていると、夢の中で赤い扉が開いている。

外からはスタンリーの鳴き声がする。銃を拾いライトで奥を照らしていく。
スタンリーが何かに襲われるのを見ると、目が覚めて血を吐く、腕には傷のようなものが出来ている。
更にそれも夢で腕、目覚めると傷跡も無くなっている。

トラヴィスは部屋から出て、隣の家族を覗き見る。
両親を起こしてアンドリューが泣いていて、出ていく相談をしていると話す。

ポールがガスマスクと手袋をして、銃の準備をする。
しかしトラヴィスは彼が病気なら、僕も病気だと泣きそうになる。
それを母親のサラが優しくなだめる。

ポールとサラでウィル家族の部屋をノックする。
アンドリューが怖い夢を見たと話す、ポールが様子を見させてくれと言うが、扉を開けない。

ポールが脅すようなことを言うと、扉から出たウィルが、ポールに銃を突きつけ部屋の中へ入れる。
ウィルは食料を貰ったらすぐに出ていくと告げる。部屋を出て1階に降りようとしてる最中にサラが現れ、ウィルに銃を突きつける。

ウィルとサラは武器を降ろすが、ポールは隙をついてウィルを殴り飛ばす。
サラは逃げ出したキムとアンドリューに銃を突きつける。
サラはポールに彼らは病気だと言う。

ウィル家族3人を外へ連れ出す。
拘束されてるウィルが暴れてポールを、突き飛ばし馬乗りになって殴り続ける。そしてサラはウィルを撃ち抜く。起き上がったポールは逃げ出したキムに向かって銃を撃つ、しかしアンドリューに当たってしまう。泣きわめくキムにポールは銃弾を撃ち込む。

トラヴィスがそれを泣きながら見ている。
そして鼻血が出る。慌てて家の中に戻ると、鏡には虚ろな表情が写っている。

ベッドで寝ているトラヴィスに発疹が出ている、看病している母親の表情も虚ろになっていく。泣きじゃくるポール。

ポールは発疹の出ているサラと、テーブルで向かい合っている。
END

ネタバレあり感想

面白い作品です!!1時間30分ほどの時間に上手くまとめています!
【それ】とは一体何だったのか、真実は闇の中。
具体的な症状がわからない謎の病気、世界は危険な状態になったと口頭で告げられているだけ、そしてポール一家の不穏な関係が作品を彩っていました。
序盤のBGMも不穏な雰囲気が出てて素晴らしかったです。

この映画は、冒頭で「赤い扉、病気」しか情報が無くて、どういう展開になっていくのか、全く読めませんでした。

感染に怯え不安を覚えた人間が、確信も無く人間を遠ざけて殺す。現代社会の風刺的な意味もあったのかもしれません。
2018年の作品ですが、現在ちょうどコロナが発生しているので、今の出来事に当てはめることも出来るんじゃないかと思います。
HULUもそう思ったから配信したのかもしれないですね。

最初ポール一家の安寧を破壊したきっかけは、ウィルが家を訪ねてきたからだと思ったのですが、トラヴィスの様子を振り返るとそうではないように思いました。
トラヴィスが悪夢を見ると何かが起きるので、恐らくトラヴィスが夢遊病ですね。ポールがアンドリューに夢遊病なのかと、聴く場面があったので、ミスリードしてるのかなと思いました。

おじいちゃんからトラヴィスに感染して、トラヴィスからアンドリューに感染したんだと思います。
アンドリューも怖い夢を見たからウィル達は出ていこうと決意したので、感染すると悪夢を見る、夢遊病状態になるのは間違いないと思います。

家族間のギスギスが生まれたきっかけの、赤い扉はトラヴィスが開けました。
夢に見た光景は、現実だったのかもしれません。

息子だからポールは全く疑っていませんでしたけど、序盤から虚ろな表情をしてたりと、不穏な雰囲気は出していましたよね。
母親のサラの発疹が出る早さから見るとトラヴィスは、子供だから発疹が出るのが遅かったのかもしれません。

全部推測ですけどね!そんな外れてない気がします。
1個全くわからない部分がありました。
スタンリーが何に対して吠えてたのか、何がスタンリーを殺したのかはわからない感じでしたね。謎の病気を振りまくモンスターが実在するのかもしれません。

どのみち、みんな感染してるから死を待つだけでしたね!
この作品は、そもそも本当にそんな病気が存在するのか?と視聴者にあらゆる疑いを向けさせる面白いホラー映画でした!!

監督・キャスト

監督
トレイ・エドワード・シュルツ
キャスト
ポール:ジョエル・エドガートン
ウィル:クリストファー・アボット
サラ:カルメン・イジョゴ
トラヴィス:ケルヴィン・ハリソン・Jr
キム:ライリー・キーオ
アンドリュー:グリフィン・ロバート・フォークナー
バッド:デヴィッド・ペンドルトン

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